特別栽培コシヒカリの食味測定

 平成28年産米の収穫が終わった頃、地元JAで開催された秋の大収穫祭の時のおはなし。

 お世話になっている農機課へ顔を出すと、クボタ製の食味分析器が展示されていました。 製品名は「米番付」

 いい機会なので、何点かサンプルを持っていき、食味測定をしていただきました。 クボタ製食味分析器での分析は初めて。

2017.02.26現在 この測定結果のお米を” カエル印の特別栽培コシヒカリ” として販売しています。

 結果はこんなふうに紙で出力されます。 下のほうにミミズが這ったような字でゴニョゴニョと書いてあるのは収穫した田んぼの名前です。

 測定結果は、”水分”から下の項目を見ます。

 水分は14%~16%くらいが標準的。 稲刈り後の乾燥・調整でこの範囲に収めます。高くても低くてもダメ。

 アミロース含量はお米の品種・作っている地域に依存するといわれています。数値が小さいほど粘りが強いお米になります。ちなみにもち米のアミロース含量はゼロ。

 タンパク含量は肥料の量や肥料をまく時期で変わります。この数値も小さいほど良食味と言われています。 全国平均は6%台後半あたりでしょうか。

 ”食味値”は紙に書いてある通りあくまで参考値。 食味分析器のメーカーによって得点の基準は異なるようです。”ランク”も同様ですね。

 これまでの実績から、結果が良いだろうと思っていた田んぼは予想通り。 一時期、数値が悪かったので、しばらく分析していなかった田んぼが予想以上に良くて、これは嬉しい誤算。

 この分析器、定価158万円(税抜)だそうです。 他のメーカーに比べると安価らしいのですが… 高いなあ